【最終回】多田くんは恋をしない感想・総評

アニメ、多田くんは恋をしないが無事完結したので感想、総評をば。本編のネタバレを含むので注意してください。

「完成」されたアニメ

このアニメは「名作」とか「傑作」といった評価をする人は少ないと思います。でも非常に「完成」されたアニメ。きっちり1クール13話で完結させきったアニメを久しぶりに見た気がしました。素直に面白かったと言える作品。

王道中の王道ラブコメ

主人公とヒロインが出会って段々とお互いに惹かれあって恋をするという良くも悪くも全く奇をてらわなかった作品。しかしそれが逆に最近の主人公を好きなヒロインがぞくぞく沸いてきたりやたらドロドロした人間模様が描かれるするような恋愛アニメとの差別化となり新鮮に感じました。

なんというか「安心して見られる作品」ですね。是非1クールに一つはこういう作品を作ってくれると有難い。

その他のキャラクター達

この作品に一つだけ不満があるとすれば主人公である光良とテレサ以外のキャラクター達の掘り下げの少なさですかね。

作品序盤からアレクにひたすら絡んでいた伊集院ですが最終的には特に何も無し。ピン先輩と委員長とか妹ちゃんと山下犬とか結局主人公たち以外のカップリングには何も決着せずに終わりました。

まぁそれは1クールの中で駆け足でやるよりかは匂わせる程度にしておいて想像の余地を作っておいた方がいいという判断かもしれませんが。ただ伊集院がアレクのことをどう思ってたのかはもうちょっとハッキリさせておいて欲しかったですね・・・。

最終回

ラストについては予想通り賛否両論の展開になりました。というか悲恋に終わろうが結ばれようが賛否両論になってたと思いますが。しかし私はこの終わり方で良かったと思いますね。いわゆる「ローマの休日エンド」になってたらガッカリしていたと思います。

まぁお前がハッピーエンド派なだけだろと言われてしまえばそれまで何ですが一つ言わせてもらうなら「作品の雰囲気」って物があると思うんですよ。終始明るいノリでやってきたこの作品に最後に湿っぽい流れで終わらされちゃうと何というか「裏切られた」と感じてしまうんですよね。

これがもっとテレサが王女としての立場とか多田に恋してしまったことに苦悩する場面とかを重点的に描いていたならそういうお別れエンドでも納得いったかなと。

ラストのレイチェルのセリフ

「やっぱりハッピーエンドがいいわよね」

これは製作側が視聴者の求めてるものを理解してのセリフだと私は思いましたね。この作品に悲しい終わりは求められていないと。もちろん「こんな安直なハッピーエンド求めてねぇよ!」って意見の方もいるでしょうがそこは多数派少数派の話になってくるんで・・・。

婚約破棄したところで王女としての立場がなくなるわけじゃないし王女様が日本人と結ばれることが可能なのかとか色々言いたいことはありますがそこを「細けぇことはいいんだよ!」と思えるかどうかがこの作品を良かったか悪かったか判断する分れ目になると思います。

私は「細けぇことはいいんだよ!」で済ませます。話の整合性とかそういうのが大事なアニメじゃないですからね。

まとめ

OPEDの完成度も高かったし作画も良かったし最近のオリジナルアニメの中では屈指の出来ではないでしょうか。(あと主人公の光良(CV中村悠一)がすごいイケボだった。マクロスFのアルトみたいな叫ぶキャラより光良みたいな落ち着いたキャラの方が好きですね私は。)

ただやはりこの作品は賛否両論になると思いますね。私のように物凄く高く評価するか「つまらない」の一言で切り捨てられてしまうか。

王道ではあるんですがその分予想外の展開みたいな「刺激」がないんでそういうのを求めてる人には向かない作品なのは間違いないです。

ですがこういう穏やかで癒されるアニメを求めている方は是非一度見てみることをおすすめします。

以上「多田くんは恋をしない」感想でした。

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