アニメ 色づく世界の明日から 13話(最終回)の感想です。
前回はこちら
遂にこの時が来てしまった・・・。見たいけど見たくない・・・見たくないけど見たい複雑な気持ちが・・・。
開幕は唯翔のモノローグから。
正直他の話をちょっと削ってでも唯翔の堀り下げはもうちょいやって欲しかったと思います。
こんな大掛かりな魔法一人でポンとやってた辺りやっぱ琥珀(77)って本当に大魔法使いだったんだな・・・。
別れの言葉。
一人ずつ言っていく感じがRPGの最後のイベントっぽい。
「撮り続けて欲しい」
60年後のカメラってどうなってるんだろう・・・。あんまり大きく形状は変わらなさそうだが・・・。
話した人のとこから光っていくって本当にゲームのイベントシーンみたいだなこれ。
千草。
あんま接点なかったしそこまで言うことないだろと思ったら最後のハイタッチでやられた・・・。別れにこのノリは千草にしかできない。キャラの活かし方がうまい。
胡桃
「先輩なのに友達みたいで」
確かにたまに女子で一人だけ3年なのを忘れかけてた。
あさぎ
アニメで引っ込み思案同士の親友って中々ないから非常に新鮮だったなぁ。
確かに手紙なら60年後に残せるな。
というか琥珀以外も60年後に会おうと思えば会えそうだけど・・・。60年後の未来に戻ったらみんながいるパターンとか?
琥珀
「60年後、思い出話ができるのを楽しみにしてるね」
未来の琥珀は母親がいなくなって暗いまま育つ瞳美を見てどんな心境だったんだろうか・・・。
それはそれでかなり辛そう・・・。
そしてトリは当然唯翔。
最後の最後で伝えるのか伝えられないのか・・・。
「未来でも幸せでいてほしい」
駄目か・・・。
それにしてもあっさりし過ぎている。こんなんじゃ悔いが残って仕方がない。
「何かが邪魔してる!」
当然このままあっさりお別れなんてことになるはずもなく。
「何か別の魔法みたいな物が邪魔してる」って瞳美の色が見えない魔法のこと?
それとも瞳美の帰りたくないって想いが邪魔しているのか・・・。
まさか唯翔も一緒に未来へ!?
いくら何でもそのオチはなさそうだけど・・・。
未来でもない謎空間へ。
また瞳美の心の中かな。最後の最後で瞳美に完全に色を取り戻させるのか。
「渡れるよ」
金の魚の声は唯翔の父親でしょうね、今までの話からして。
金の魚=唯翔の絵への情熱=父親に褒められた記憶ってことでしょう。
「自分を閉じ込めてたのは俺だって同じ」
最初に唯翔をもっと掘り下げて欲しかったと書きましたが逆に今まで唯翔の心情をあまり描写しなかったからここの告白が活きる気もするし難しいところですね・・・。
そして世界が色づいていく・・・。
「未来でも笑っていて」ってセリフが出た時は結局言わないのかとちょっと焦りましたがしっかりと気持ちを伝えてくれてよかった。
そして「お互いの未来に色を取り戻す為に出会った」っていうセリフもいい。色を取り戻したのは瞳美だけじゃなくて唯翔もだったんだ・・・。
「さよなら」
さっきの握手のあっさりした感じとは対照的に名残惜しそうな二人の手。
「瞳美の無意識の魔法が解けることが旅のリミットだったんだ」
つまりさっき時空魔法を邪魔していたのは未来の琥珀の時空魔法だったってことか。
瞳が度々消えてしまっていたのも無意識の魔法が解けかけていたから。
逆にいつまでも色を取り戻さなければ唯翔と一緒にいられたと思うとちょっと皮肉な魔法だな・・・。
Dメール??
琥珀おばあちゃんマジで何でもできるな・・・。
ていうかLEVEL77ってお前・・・。
1話以来のジブリっぽい運転手。
なんかこの運転手も琥珀イメージの産物の気がすしてきた。
そういえばイヤリングって端末だったっけ。
「バッテリースタンド確認」って街中にいれば勝手に充電されるのか。流石未来。
60年振り(?)の再会。
やっぱり琥珀も今まで平気なわけじゃなかった。
自分の娘が孫を捨てたんだから平気なわけがないか・・・。
「お父さんもいいって」
今まで散々気になっていたお父さんの存在がやっと言及された!
ていうか普通にいるんですね、お父さん。瞳美が過去に残ったら流石にかわいそうだったな、お父さん・・・。
タイムカプセル&絵本。
やっぱり子供の頃色がついて見えていた絵本の作者は唯翔だった。
っていうか60年後のみんなとは会わないのかな・・・。77歳だから亡くなっている人がいてもおかしくはないんだけど・・・。
絵本の内容もさることながら最後の虹色のペンギンで泣いた。
この墓ってもしかして唯翔の・・・。
年齢的に十分あり得る話だったがまさか本当にこうなるとは・・・。
1話に出てた浴衣の二人。
どことなくあさぎと胡桃っぽいが・・・?
まぁそこはあんまり重要じゃないか。
ドアが自動ドアだったり空中画像投影だったりの未来要素。
瞳美がレトロカメラの扱いに詳しくて驚かれるパターンが見える。
そして瞳美が入ったことにより再び魔法写真美術部に・・・。
やっぱり本屋の兄ちゃんがおじいちゃんじゃないか!
後半になってめっちゃ出番増えるからおかしいと思ったよ!。
「私の明日にはたくさんの色がある」
終わった・・・終わってしまった・・・。
何かもう虚脱感がすごい。
まぁ予想通りというかなんというかやはり最後は別離エンドでしたねぇ。今までの感想で何度か書きましたが自分は最後に結ばれるハッピーエンドがよかったのでそこは残念ではあります。
何より「タイムスリップ設定の恋愛物ってどうせ最後に二人は離れ離れになるんでしょ」っていう予想を裏切って欲しかったというのが本音ではある。
ただそこは好みの問題でこの終わり方自体が決して悪いとは思いません。変にひねりすぎないスッキリした終わり方だと思います。
ただちょーっと未来へ帰ってからがあっさりしすぎな気はしますね。60年後のまだ存命のみんなに会いに行く展開はあってもよかったんじゃないかなと思います。
あと結局作中でカップルは一組も生まれませんでしたね・・・。中々珍しいパターン。(琥珀と本屋さんはノーカンで
始まった時は「魔法、色盲、近未来、タイムスリップ」とかいう設定の闇鍋みたいなあらすじに戦々恐々でしたが実際はあくまで青春ドラマが主体でそれらの設定は全てスパイスみたいな感じで使われていましたね。
大体魔法っていうとバトル物かコメディ物のどっちかになりますがあくまで日常の中に魔法があるっていうスタイルが斬新でよかったと思います。特に11話の紙飛行の下りは魔法+舞台が長崎という設定を活かした神演出で最高だった。
あとはやはり背景の綺麗さがすごい。よく見るとちょっとした会話シーンの背景もめちゃくちゃ綺麗で驚きます。「景色の綺麗さ」っていうのが作品のテーマに関わっているのもまたいい。
総評としては設定、キャラ、作画が高レベルでまとまった素晴らしい作品だと思いますね。まぁ激しい展開を求める人にはちょっと退屈かもしれませんがそういう人はそもそもこういうアニメ見ないでしょうし。
作品が良かっただけに見終わったあとの虚脱感がキツイ・・・。年末はプチ鬱状態で過ごすことになりそうだ・・・。
以上、色づく世界の明日から 13話(最終回)の感想でした。
こんばんは…
最終回…見なければ良かった
という感じです。゚(゚´Д`゚)゚。
別れ、
そして未来の墓参りシーン。
切ない…切なすぎて
あたままっしろけです…