【ロード・エルメロイII世の事件簿】10巻 case.冠位決議(下) ネタバレ感想

ラノベ

ロード・エルメロイII世の事件簿 10巻 case.冠位決議(下)の感想です。

夏のアニメ化を控えて原作の方が先に完結することになりましたね。

ダンジョンアタック

剥離城アドラの時のメンツで霊墓アルビオンへダンジョンアタック。

モンスターの徘徊するダンジョンをパーティーを組んで潜っていくとかある意味型月世界の中でも一番ファンタジーしてるかもしれない。Ⅱ世はそういうゲーム絶対やってそう、ウィザードリィ的な。

今回パーティーメンバーで一番株が上がったのは間違いなく切嗣の元相棒とかいう濃すぎる属性が付与されたフリューであろう。というかこの人がいなければ間違いなくハートレスの元まで辿り着けなかった最重要人物。

師匠のゲラフ含めて活躍しすぎてルヴィアと清玄が若干喰われてしまった感があるレベル。

冠位決議

遂にはじまる冠位決議・・・だが代理のライネスとオルガマリーにいつもの君主三人と新鮮味0。

冠位決議の場で推理ショーをやらされるライネスのストレスがマッハ。

そしてまさかの橙子乱入。君主達の前でも好き勝手やってる辺り「協会でも手がつけられないからやりすぎた時は妹にSOSが来る」という意味が改めてわかった気がする。

そして最後は「今回の件はなかったことに・・・」といういかにも政治的な結末に。

今回の事件を通してずっと感じていたが霊墓アルビオンのスケールのデカさに対して冠位決議の名前負け感がすごい。

あと残念ながらオルガマリーちゃんには大した活躍の場はなかった。ミステリー特有の質問&驚き係くらいなもんである。

グレイとアッド

第五次聖杯戦争と同時進行ということでついにセイバー召喚、同時にグレイのアーサー王化も進行してしまう。結局本編でグレイの体については解決しなかったがグレイの素顔を含めていつか描かれる時が来るのかご想像におまかせしますパターンなのか。

そしてフラグ通り一度は壊れてしまったアッドだが偉大なる征服王からのご褒美でまさかの復活。流石我が王は気前がいい。

最終巻だがグレイはあまりヒロインヒロインしておらずどちらかというとアッドがヒロインだった。

ハートレスの「ホワイダニット」

ハートレス=クロウというのは割りと誰でも予想してたんじゃないかと思うがまさかの入れ替わりではなくタイムスリップした本人とは思わなかった。この辺は流石魔術ミステリー。ただ鋭い人は予想できてたんじゃないかとも思う。

ハートレスの「仲間に自分を裏切らせた魔術世界への復讐」という「ホワイダニット」に関してはこれだけ裏で暗躍してきた黒幕の動機としては単純といえば単純。結局のところハートレスの根っこはクロウという純朴な少年の頃のままなのかもしれない。

ハートレス=クロウにとってはアルビオンでチームを組んでいた頃の生活が「彼の一番だったころ」なのだと思う。

神霊イスカンダル

神霊クラスの相手と来たらロンゴミニアドのフルパワーで対抗するのかと思っていたらまさかの令呪による退去とかいう隠し玉で決着。

フェイカーとも結局ラストバトルとはならなかった。まぁバトル物じゃなくてあくまでミステリーだし・・・。

イスカンダルとⅡ世ことウェイバー・ベルベットの対面は流石最終巻だけあって最大の見所。

もしウェイバーがイスカンダルと再びあった時は臣下として接するのかどうかが結構気になってたけどハッキリと本人の口から「友達」という言葉が聞けたのがうれしかった。もし再会したとしたら王として接しつつもちょいちょいマスター時代のツッコミをおがめることだろう。

FGOのZeroイベではその辺はあんまりだったしな・・・。

ちなみに「神霊サーヴァントに令呪が通用するのか」というのは若干疑問だったけど神霊として再臨したばかりのイスカンダルには自分の意思らしいものがなく令呪に逆らう理由もなかったということだと思う。

ハートレスとフェイカー

フェイカーさんはハートレスに対して

「このまま全部捨てて逃げ出してもいい」「こいつになら騙されてやってもいい」「神くらいにはなってやってもいい」

とか相当なデレデレ具合である。ギャグ時空に登場したらマスターとめっちゃイチャイチャしてそう。

この二人の顛末はApoの天草とセミラミスを彷彿とさせるというかぶっちゃけほぼそのまんま。しかしハートレスが最後には悲願よりもフェイカーを選んだという点においては大きな差か。

歴代でも上位の高相性のマスター&サーヴァントコンビだった。

エンディング

ハートレスの陰謀を止めたところで何か得るものがあったわけではなく、冠位決議も無かったことになって一体この事件は何だったのかと言いたくなる。が、結局はこの程度の事件は「魔術世界では日常茶飯事だぜ!」ってことなんだと思う。実際この裏ではこの世全ての悪で人類滅亡しそうになってたわけだし。

そして明らかになったウェイバーの人生の目的「王の軍勢の一人として座に登録されること」

イスカンダルの再召喚に比べてスケールが大きいの小さいのか判断に困る夢だが赤い弓兵みたいにただの魔術師が英霊になるパターンもあるので不可能ではないはず。どっかの世界では孔明になってたりするし。

グレイのアーサー王化にもわずかだが解決の可能性も出たし味方から死人も出なかったしアッドも復活するしフタを開けて見れば中々に珍しいハッピーエンドだった。

感想

というわけで完結しましたね、ロード・エルメロイⅡ世の事件簿。最初に発表された時は完全にタイトルだけの一発ネタだろと思っててこんなシリアスで長いシリーズになるとは思ってなかった。

シリーズの締めくくりに相応しい事件ではありましたが1巻からの5つの事件を通して思うのはやはり「このくらいの事件は魔術世界ではいつもの事」なんだろうなってことですね。多分今回のハートレスの事件よりケイネスが死んだ時の方がよっぽど時計塔としては一大事だったんだろう。

エルメロイⅡ世はこれからも似たような事件に首を突っ込み続けるんだろうなぁと思うといくらでもこのシリーズ続けられる気がしますが・・・。ロード・エルメロイⅡ世の事件簿2とか普通にありそう。

今作で時計塔の内部事情の設定も大分固まりましたが(といってもまだまだいくらでも盛れるけど)事件簿シリーズが終わったら時計塔が舞台の話ってやる機会あるんですかね・・・。

エルメロイⅡ世以外で主人公できそうな時計塔の魔術師・・・カウレス君とか・・・。

完結したとはいえまだ夏にはアニメ化も控えてますしまだまだ終わりじゃない。1、2章は飛ばして魔眼蒐集列車からのアニメ化ですがこの後はどうなるのか・・・。

4章は是非アニメ化して欲しいところですが4章までやって5章やらないっていうのもおかしな話だし、でも5章まで全部アニメ化するっていうのも相当な長編アニメになるし・・・。やっぱ3章だけなのかな。

何はともあれ今はアニメを楽しみに待つことにします。

以上、ロード・エルメロイII世の事件簿 10巻 case.冠位決議(下)の感想でした。

 
暇をつぶすのに忙しい

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